フォーマル着こなし術

多種多様なフォーマルの正しい装いをご紹介します。 時・場合・場所、行事によって変化するフォーマルスーツ。
それぞれのシーンにピッタリのフォーマルを着こなしましょう。

ブラックスーツ

着用例

着用場面

ブラックスーツは、昼夜を問わず殆どの慶事・弔事に、準礼装と着用できる装いです。

コーディネートアイテム

ネクタイ
基本的にはシルバー及びシルバーグレーの結び下げ(ネクタイ)ですが、白黒の縞柄でもかまいません。
くだけた場合は色柄物や蝶タイも使用できます。
弔事には黒の結び下げが良いでしょう。
シャツ
白無地のレギュラーカラーで、袖はダブルカフスのものを。
タキシードのように着こなす場合はウイングカラーなどを合わせることができます。
弔事は白レギュラーカラーが良いでしょう。
ポケットチーフ
シルクの白系やシルバーグレイのチーフ。
パーティなどは、色柄ものも可能です。
詳しくは「ポケットチーフのあしらい方」でご紹介します。
ドレスベスト
ブラックスーツに、ベストやカマーバンドを着用してもよいとされています。
パーティなら、ファンシーなベストやカマーバンドを着こなすのもよいでしょう。
但し、時と場所をわきまえ、上品に。
弔事には黒無地を用いるか、着用しなくても問題ありません。
サスペンダー
黒または、白黒の縞柄のサスペンダーを着用します。
カフリンクス
真珠や白蝶貝など、白い石のものを。昼間の装いは、光る石を避けるのが鉄則です。(※弔事の場合は不要
ダブルカフスシャツにカフリンクスでドレッシーに装いましょう。
ラフな着こなしにはシルバーなどをどうぞ。
ソックス
黒無地のソックス。または、白黒の縞柄。弔事には黒のソックスをはきます。
シューズ
黒のストレートチップが基本です。また、プレーントゥでもよいとされています。
弔事の場合の着こなし

ブラックスーツは昼夜を問わず、ほとんどの慶事・弔事に着用できます。
着こなし方でパーティやレセプションにも、また、葬儀にも着回しのできるスーツ。
コーディネートでドレスアップを楽しみましょう。

ディレクターズスーツ

着用例

着用場面

「ディレクターズスーツ」は正統な昼間の準礼装です。 昼間催される、各種式典やパーティ、結婚式などの装いに着用されます。

  • 結婚式・披露宴・結納式
  • 国家式典から各種パーティ/レセプション
  • 入学式、七五三、音楽会、発表会
  • 格式のある葬儀、告別式など

コーディネートアイテム

ネクタイ
シルバー及びシルバーグレーの結び下げ(ネクタイ)が基本となります。
白黒の縞柄でもよいとされます。
弔事には黒の結び下げを着用します
シャツ
白無地のレギュラーカラーで、袖はダブルカフスのものを。
弔事は白レギュラーカラーが良いでしょう。
ポケットチーフ
シルクか麻の白系チーフが基本となります。シルバーグレーでも可能です。
詳しくは「ポケットチーフのあしらい方」でご紹介します。 弔事には不要とされます。
ベスト
上着がシングルの場合は、必ずベストを着用します。
色は淡いグレーやシルバー、オフホワイトなどの無地系を。上着がダブルの場合はベストを省略してもかまいません。
弔事には黒で、シングルのベストのほうがよいとされます。
サスペンダー
黒または、白黒の縞柄のサスペンダーを着用します。
カフリンクス
真珠や白蝶貝など、白い石のものをどうぞ。昼間の装いは、光る石を避けるのが鉄則です。
弔事の場合は黒に限ります。
ストライプド・パンツ
ブラックスーツに縞柄のストライプド・パンツを合わせます。裾はシングルが原則です。
ソックス
黒無地のソックス。または、白黒の縞柄を着用しましょう。
弔事には黒のソックスをはきます。
シューズ
黒のストレートチップが基本です。プレーントゥでもよいとされています。
弔事の場合の着こなし

ディレクターズスーツは、昼の準礼装。朝から、午後6時(冬は午後5時)までの装いです。
公式の式典、入卒業式、葬儀、告別式、などにおいても着用します。
ブライダルで招かれる立場の人に着て頂きたいフォーマルウエアです。

タキシード

着用例

着用場面

現代の夜の正礼装といえば 「タキシード」。夜間に催される各種式典やパーティに着用されます。

  • 招待状に「ブラックタイ」指定のあるパーティ
  • 夕方からの結婚式、披露宴
  • 公式晩餐会から、仲間内の少し気取ったパーティ
  • 音楽会、観劇の初日

コーディネートアイテム

ネクタイ
黒のシルク素材の蝶タイ(ボウタイ)が正式です。
クリスマスパーティなど、くだけた場合には、クロスタイやアスコットタイなど個性的なものを選びましょう。
シャツ
白無地のウイングカラー、またはレギュラーカラー。
ウイングカラーで前身頃にプリーツの入ったものがよりドレッシーな装いとなります。
サスペンダー
フォーマルウエアはベルトをしないので、サスペンダー(ズボン吊り)を着用するのが礼儀となります。
タキシードには黒が基本アイテムです。
近年ではあまり見かけませんが、バックストラップが一本のタイプで、パンツの留め部分が二股に分かれており、パンツの内側にボタン留めするタイプが伝統的なサスペンダーです。
カマーバンド
上着がシングルの場合には、必ずベストまたはカマーバンドを着用します。近年ではほとんどの人がカマーバンドを着用する傾向にあります。
ただ、上着がダブ ルの場合は省略してもかまいません。正式な場所には、必ず黒を用います。また、くだけた場では色柄もので着こなすのもよいでしょう。
カマーバンドのヒダは 折り目を上に向けて着用します。カマーバンドは、パンツのウエストベルト部分を覆う位置に着け、サイズ調整もでき、装着もワンタッチとなり、簡単にドレスアップできるフォーマルアイテムです。
ポケットチーフ
正式には白の麻かシルクが使用されます。
現在では、蝶タイと同色なものもあり、時と場合に応じて楽しむことができます。
詳しくは「ポケットチーフのあしらい方」でご紹介します。
カフリンクス
オニキス・黒蝶貝など黒い石のものを使用します。ゴールドやシルバーの台がベストです。
スタッドとは、シャツのフロントを留める釦代わりのアクセサリー。比翼(フライトフロント)仕立てシャツの場合はスタッドを付けなくてもかまいません。
タキシードは小物に至るまで黒で統一しておけば、格式が高く上品な着こなしとなります。
リストウオッチもシックに黒の革ベルトがベストマッチと言えるで しょう。
シャツは必ずダブルカフスを着用します。
パンツ
色は黒や紺が多く、脇の縫い目にシルクなどの側章を1本付けるのが特徴です。
ソックス
黒無地のソックスを着用します。
シューズ
黒いエナメル素材の”オペラパンプス”が基本です。
オペラパンプスはタキシードのための靴と言っても過言ではありません。
黒のプレーントゥも可能です。
但し金具を使った靴は避けましょう。
ポイント

タキシードは最もスタンダードな夜の正礼装。午後6時(冬は午後5時)からの装いです。
厳格には「燕尾服:えんびふく」が夜の正礼装、タキシードは準礼装 となりますが、現代では燕尾服を一般的に着ることがほとんどないため、タキシードを実質的な夜の正礼装として着ていただけます。

モーニングコート

着用例

着用場面

「モーニングコート」は昼の正礼装。
昼間に催される、格式の高い式典やパーティや結婚式などの主役及び主催者とそれに準ずる場合の装いに着用されます。

  • 結婚式、披露宴の新郎、媒酌人、新郎新婦の父親、主賓
  • 各種記念式典の主催者側代表主賓
  • 国家主催の式典、パーティレセプション
  • 表彰式の受賞者
  • 葬儀、告別式の喪主及び親族

コーディネートアイテム

ネクタイ
白黒の縞柄か、シルバー系の結び下げ、またはアスコットを用います。
アスコットタイの場合にはウイングカラーシャツを着用します。
弔事には黒の結び下げを用います。
モーニングコートのVゾーンにこそ気を使いたいものです。
モーニングコート用のシャツはウイングカラーでもプリーツの無いものが基本となります。
タイ は写真のようなアスコットタイプで首もとを引き締め、ダンディな着こなしを。
シャツ
白無地のウイングカラー、またはレギュラーカラーで、袖にはダブルカフスのものを着用しましょう。
弔事にはレギュラーカラーが良いでしょう。
カフリンクス
真珠や白蝶貝など、白い石のもののアクセサリーを身に付けましょう。
弔事の場合は黒に限ります。
シャツのカフスはモーニングコートの袖から 1cm~1.5cm位出るのが理想的なバランスです。
袖丈が合わない場合は、アームバンドやアームストラップで調節しましょう。
ベスト
必ずベストを着用します。 日本では白衿の脱着で、慶事・弔事を着分けられます。
上着と共地の黒が用いられています。国際的には淡いグレーが一般的となります。
弔事には黒のベスト。白衿は必ず取り外して使用します。
サスペンダー
白黒の縞柄のサスペンダーを着用します。
弔事では黒を用います。
ポケットチーフ
正式には白の麻かシルクを用います。
シルバーグレーでもよいとされます。
ポケットチーフは3ピークが最もフォーマルな挿し方。
詳しくは「ポケットチーフのあしらい方」でご紹介します。
弔事では差さないか、黒無地をスクエア・ホールドにして入れ、光沢のある物は避けましょう。
手袋
白かグレーで、革製または布製を。これは手にはめず持つだけのものとなります。
ストライプド・パンツ
正式には、ストライプド・トラウザーズと呼んでいます。
日本式には、縞柄のコールパンツを。
裾口にはシングル(折り返しのない裾)で、前上がりのモーニングカットを。
ソックス
黒無地のソックス。または、白黒の縞柄を着用します。
弔事には黒のソックスが基本です。
シューズ
黒のストレートチップが基本です。プレーントゥでもよいとされます。
ポイント

モーニングコートは昼の正礼装。
朝から、午後6時(冬は午後5時)までの装いです。
格式の高い式典、葬儀・告別式、などにおいても着用します。
フォーマルウエアは、着用する時間帯にも厳格なルールがあり、昼と夜を分けるところから「ビフォー・シックス」「アフター・シックス」と称されています。

TPO

TPOとは?

  • Time(時間)
    会の時刻に合わせ着用するものが決まる。
    昼夜=明るい時間帯から夕刻(暗くなるまで)までを区別。夜=夕刻からの夜の時間帯。
  • Place(場所)
    その場所に相応しいものを着用する。
    一般的な結婚式場やホテルなどの屋内と、ガーデンパーティーなどの屋外、特別に格式高い会場などや小人数の会などでは着用するものが異なり、コーディネイトするアイテムも変化します。
  • Occasion(シーン)
    その場に応じて相応しいものを着用する。
    会の主催側、招かれた主賓、ゲストの立場により着用するものが異なる。

主催者

モーニングコート
正礼装
ディレクターズスーツ
準礼装
ブラックスーツ タキシード
準礼装
(現代の礼装)
結婚行事
格式のある式・披露宴
一般的な式・披露宴
略式の式・披露宴
結納式
一般行事・催事
会社行事・式典
成人式
謝恩会・パーティ
入学・卒業式
七五三などの祝い事
年始などの改まった挨拶・訪問
観劇・音楽界の初日
クリスマスパーティ
弔事
葬儀・告別式・一周忌までの法要
急な弔問・通夜・三回忌以降の法要

列席者

モーニングコート
正礼装
ディレクターズ
スーツ
準礼装
ブラックスーツ タキシード
準礼装
(現代の礼装)
結婚行事
格式のある式・披露宴
一般的な式・披露宴
略式の式・披露宴
結納式
一般行事・催事
会社行事・式典
成人式
謝恩会・パーティ
入学・卒業式
七五三などの祝い事
年始などの改まった挨拶・訪問
観劇・音楽界の初日
クリスマスパーティ
弔事
葬儀・告別式・一周忌までの法要
急な弔問・通夜・三回忌以降の法要

フォーマル着用のTPO

正礼装
モーニングコート

「モーニングコート」は昼の正礼装。昼間に催される、格式の高い式典やパーティや結婚式などの主役及び主催者とそれに準ずる場合の装いに着用されます。

燕尾服

夜間の正式礼服として用いられる。最も格調高い結婚式や披露宴などの装いに着用されます。

準礼装
ディレクターズスーツ

「ディレクターズスーツ」は正統な昼間の準礼装です。 昼間催される、各種式典やパーティ、結婚式などの装いに着用されます。

タキシード

現代の夜の正礼装といえば 「タキシード」。夜間に催される各種式典やパーティに着用されます。

略礼装
ブラックスーツ/ダークスーツ(シングル・ダブル)

昼夜兼用で、形式にこだわらない結婚式や披露宴、平服指定のパーティーなど幅広く着用されます。

ブートニエール

着用例

着用場面

Vゾーンと胸ポケットの演出で、個性を競う。
時には衿に花をあしらってドレスアップを。
ラペルに開いている穴。衿の飾りのようですが、正しくは「ブートニエール(飾り花)」と呼ばれています。
近年フラワーホールなどとも言わています。
この衿のホールに花を入れると、一層ドレスアップして着こなせるというものです。
普通カーネーションが用いられるのが一般的です。
これは、イブニングコート(燕尾服)のホワイトタイに合わせ、白のカーネーションを合わせたところから由来されるもので、その習慣が今も受け継がれています。

ポケットチーフ

ポケットチーフの基本的なあしらいかたをご紹介いたします

胸を飾るポケットチーフ。ドレスアップには欠かすことが出来ないアクセサリーです。
Vゾーンを中心にバランスを考えて、上手に、華やかに演出しましょう。
最近では、ネクタイや蝶タイなど、セットで色を合わせたものも多くあり、個性を生かしたあしらい方が楽しめます。

スリー・ピーク

3つの山を特徴にした挿し方。主に正装の時に用いられる最もクラシックなスタイルとなります。

  • 1スリー・ピーク
  • 2スリー・ピーク
  • 3スリー・ピーク
  • 4スリー・ピーク
  • 5スリー・ピーク

ツー・ピーク

2つの山をポケットから出した挿し方。スリーピーク同様、礼装用にあしらうスタイルです。

  • 1ツー・ピーク
  • 2ツー・ピーク
  • 3ツー・ピーク
  • 4ツー・ピーク
  • 5ツー・ピーク

クラッシュド・スタイル

チーフの四隅をポケットから出すスタイル。個性的でおしゃれな着こなしに最適です。

  • 1クラッシュド・スタイル
  • 2クラッシュド・スタイル
  • 3クラッシュド・スタイル
  • 4クラッシュド・スタイル
  • 5クラッシュド・スタイル

パフド・スタイル

チーフの中心をつまんで、その中心部分をソフトな感じでまとめポケットから出す手法です。

  • 1パフド・スタイル
  • 2パフド・スタイル
  • 3パフド・スタイル
  • 4パフド・スタイル

スクエア・ホールド

胸ポケットからのぞく三角形は、さりげなくスクエアな折り方です。別名ワンポイントとも言います。

  • 1スクエア・ホールド
  • 2スクエア・ホールド
  • 3スクエア・ホールド
  • 4スクエア・ホールド

トライアングラー

別名、TVホールドとも言い、ごく控えめにあしらいます。簡単で誰にでもでき安心なスタイルです。

  • 1トライアングラー
  • 2トライアングラー
  • 3トライアングラー
  • 4トライアングラー
  • 5トライアングラー

お手入れQ&A

Q.コーヒーや紅茶をこぼしてしまったらどうしたらいいの?
A急いで固く絞ったタオルで摘むように拭き取ります。
クリームやシミが付いている時は、薄い洗剤液を浸した布でたたくようにして下さい。その後、酢を浸した布でふき取ります。
Q.醤油やお酒をこぼしたときはどうしたらいいの?
Aぬるま湯で落としてみて落ちないときは、中性洗剤で拭き取ります。
Q.果実汁やジュースの場合は?
Aアンモニア液か中性洗剤で落とします。
Q.血液がついたときは?
A洗剤液で洗い取れないときはアンモニア液でとります。
Q.口紅がついたときは?
Aベンジンでたたくように拭いた後で中性洗剤で洗います。
Q.シワになったときは?
A軽い小ジワ程度でしたら、霧吹きで軽く水分を含ませ上着ならハンガーで掛けておくだけ、スラックスは裾部分を上にして吊るすだけで取れる事が多いです。

長いご愛用の為に

クリーニングに出されるときは

真に厳選した最高級礼服生地を使用しておりますので、クリーニングに出されるときは、信頼のおけるお店をお選びください。いつまでも最良の状態で着ていただくために、お店では「仕上げプレスは必ずソフト仕上げで」とご指定ください。
また上着とズボンの「上・下セット」で、クリーニングに出されることをお薦めいたします。

ブラッシングは着用後が理想です

ブラッシングはホコリを落とすだけでなく、服地のツヤを良くします。
ポケットの中は、カラの状態でハンガーにかけてください。

もしシミがついたら

シミが乾く前なら、熱いおしぼりで簡単に取れます。
もし乾いてしまったらクリーニング店など、専門業者にお任せするのが無難です。

洋服タンスにしまう時は

ドライクリーニングをかけてからしまうのが最適です。
また、陰干ししてポケットや背のまわりに防虫剤を置き、布や紙袋に入れてからしまいましょう。
保管中も、年1~2回は快晴の日にタンスから出して風を通してください。いわゆる虫干しをしてください。

大切に保管しましょう

防虫剤やゴム製小物が、保管中に直接生地に触れないようご注意ください。
できればカバーを掛け大切に保管しましょう。

着用する前に

保管中にシワになった場合は、要所を軽くアイロンがけをしてください。
必ず当て布をしましょう。スチームをあてるだけでも十分な効果があります。

必須アイテム

タイピン

タイピン

TPOを選ばず、ビジネスにもフォーマルにもご使用いただけます。
メッキ部分には錆に強い特殊コーティングを使用しております。

洋服ブラシ

洋服ブラシ

天然豚毛を使用し、表面を傷めずホコリを落とし静電気が起きず、柄の部分には木製の削りだしで本格仕様ととなっております。

ガーメントバッグ

ガーメントバッグ

フォーマルやスーツの持ち運びに大変便利なガーメントバックもございます。